おかげさまで、今日の昼間は平熱で過ごせたようです。やはり私が面会に行った午後1時は、S太の熟睡お昼寝タイムだったので、数時間、目覚めるまで待ち続けました。平熱だと聞いていたので、さぞかし気分スッキリで起きてくれるどろう…なんて思っていたら『口が痛い。』と、顔をしかめていました。右の頬の内側が、かなり痛そうです。話すのが億劫なため、【名犬ラッシー】のDVDを見ることにしました。 見終わっても、やっぱり痛い…。そのうちに我慢も出来なくなり、涙をポロポロ流して大声で泣きました。こんなに泣いている姿は、入院以来初めてです。もうすでに、追加の痛み止めを使ってしまったので時間を空けなければならず、アイスノンで冷やしてもらいました。 そんな中、日本対韓国の北京五輪をかけた野球が始まり、つい見入ってしまったママに『僕のこと、本当に心配しているの?!』と、S太が怒ってしまいました。『S太、見ていてごらん。日本の代表がバットで打ちまくって、S太の痛みを吹き飛ばしてくれるよ。』と言った途端、大好きな阿部慎之助さんが、3回表、本当にヒットを打ったのでした! ナイスタイミング!! な、瞬間でした。本日、面会中に初めてベッドに起き上がったところを、パチリ!痛くて痛くて、我慢できなかった…のです。がんばれS太、がんばれ日本代表。
白血球の数は、22個(1マイクロリットル中/1ccの千分の一)でした。Dr.曰く、これは価値ある数字だそうで、胃腸や口内に炎症がある今、白血球はそういった臓器で消耗されているので、抹消血中の白血球が少しでも増えているという事は◎なのだそうです。但し、明日は免疫抑制剤を使う日なので、多少数が減るそうです。 さてS太はというと、午後はとにかく眠り続けていました。三回目の血小板輸血もしました。目が覚めて落ち着くと、枕の周りに抜けた髪の毛がたくさん落ちていることにS太が気づき、自分の頭に手をやって髪を引っ張り始めました。S太の髪は、まるで飼い犬のラッキーのように、たくさん抜けました。そして、その手のひらをじーっと見つめていたので、声をかけると『悲しい…』と、言いました。何度も髪が抜けることをS太に伝えたけど、現実を目の当たりにするという事は、小さな子どもにとっても辛いのですね。髪が抜けたら、ジャイアンツのバンダナでおしゃれするので、楽しみにしていて下さい! 今週の月曜日から禁食しているS太は、この6日間お水以外何も口にしていません。もちろん点滴をしているのですが、相変わらず下痢がひどくて、点滴を入れていても脱水気味なほどです。今日もS太の大好きな【IQサプリ】を一緒に見ていて、正解していたのですが『ぼくは、正解しても食べられない…』と言って、思わず涙ぐんでいました。テレビでは、正解者がおいしそうにふぐを食べたり、ケーキを食べたり…。う〜ん、テレビって結構食べる場面が多くて、こんな時は辛いものですね〜。 S太、ファイト! 大人になったら、ふぐを食べながら乾杯しようね!!ぐっすり…。看護婦さんに枕のまわりをコロコロしてもらいました。髪がふさふさしているうちに、はいチーズ!
S太には大好きな4歳年上の兄がいました。その兄が骨髄移植の必要な病気だと診断され、骨髄バンクでドナーを探しましたが見つからず、他の治療の甲斐もなく10歳1ヶ月で天国へ旅立ってしまいました。悲しみから1年半後、兄の命を奪った病気を持っていると知ったS太。怖くて怖くて涙が止まりませんでした。しかし、お兄ちゃんには見つからなかったドナーさんがS太には見つかった事と、お兄ちゃんの分まで生きるんだよと言われ、骨髄移植に臨んだのでした。
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